ツヤツヤの美しい髪の女性は、その人の顔立ちを引き立たせて魅力的に見せてくれます❤
しかし、私たちの肌と一緒で紫外線や環境、加齢などによって髪の毛も影響を受けてしまいます。
誰もがシャンプーのCMのようなサラサラな髪の毛に憧れを抱くものです✨
いつまでもツヤのある美しい髪を保つためには、毛髪と頭皮についても理解することが大切です。またパサパサで痛みが気になる方の為に髪の毛の痛みの原因やツヤツヤにさせる方法をご紹介しますので是非参考にチェックしてみてくださいね💕
憧れのサラサラツヤツヤ髪を手に入れよう。✧♡
目次
髪の毛の80~90%はケラチンたんぱく質
毛髪は頭皮だけでも約10本存在すると言われており、毛をそれを囲む手包から成り立っています。
毛髪の主な成分は、約80~90%がケラチンというたんぱく質の一種で、その種類や部位によって成長速度は異なってきます。また毛髪は毛周期と呼ばれる一定の周期を繰り返して生えて変わります。
ケラチンたんぱく質には、シスチンというアミノ酸が多く含まれており、乾いているように見える髪も実は内部に水分があります。そのため、髪の毛がダメージを受けると水分保持力は弱まり、NMFが水分を一定に保つ働きになっています。
髪の毛の構造
♡毛孔♡
毛髪が生えてくるところです。皮膚の表面にあり、汚れや皮脂が詰まりトラブルの原因になることもあります。
♡毛包♡
毛根を包み、皮膚にしっかりと毛髪を固定しています。皮脂や汚れが詰まると抜け毛などのトラブルになりがちです。
♡皮脂腺♡
皮脂が分泌される部分です。
♡毛乳頭♡
毛髪の成長をになう司令塔。毛髪へ栄養分を供給するために毛根血管が入り込んでいます。
♡毛母細胞♡
毛乳頭や血液から栄養と酸素の供給を受けて、分裂を繰り返すことで毛髪を形成します。
髪の毛の断面
♡メデュラ♡
毛のほぼ中心にある比較的やわらかい部分で、繊維状にならない個々の細胞が積み重なるようにしてできています。
メデュラはどの毛にも必ずあるというものではなくて、うぶ毛や生後1年くらいまでの乳幼児の毛、白人など細い髪の毛にはほとんどないといわれています。
♡コルテックス♡
毛髪の大部分を占め、繊維状の細胞からできています。
弾力性に富み、この層の状態が太さ、強さなど毛質に現れます。
また髪のメラニン色素は、コルテックス内にあり、毛髪の色を決める色素になっています。さらに髪の毛の色はメラニン色素の種類と量で決まります。
♡キューティクル♡
ケラチンと呼ばれる無色透明の硬いタンパク質でできています。毛先に向かってウロコ状に重なりあい、コルテックスのたんぱく質や水分を逃がさないようにしています。非常に薄い膜で乾燥や摩擦に弱いです。
髪の毛の毛周期と脱毛
髪の毛は1ヶ月におよそ1㎝ずつ伸び、1本あたりの寿命は5年前後と言われています。
ただし、毛は常に成長しているのではなく、一定期間の成長期が過ぎると毛根は細胞分裂をやめて角化を始めます。そうすると毛の成長は止まり、同時に毛根はしだいに表面に押し上げられて脱毛します。
そして、一定の時期になると、また新しい成長期の毛が発生してきます。
この毛の生え変わりを毛周期(ヘアサイクル)と呼んでいます。
- 成長期初期~毛乳頭を抱えこんだ毛母才能が分裂・増殖を繰り返して成長します。
- 成長期(5~6年)~皮下組織に達した毛球の中では毛乳頭が盛んに栄養を取りこんで、毛母細胞へ供給し毛が伸びて太くなります。
- 退行期(2~3週)~毛母細胞の分裂が止まり、毛球が収縮して毛根が上に押し上げられます。毛乳頭は毛球から離れていきます。
- 休止期(2~3ヶ月)~毛乳頭は丸くなり次の毛芽(毛母細胞のもととなるもの)は活発になるまで待機します。毛髪が自然に抜け落ちるまで2~3ヶ月かかります。
①異常な脱毛
なんらかの影響や環境で毛周期が乱れて、成長期の毛髪が一定期間に満たないまま成長をやめ、退行⇒休止⇒脱毛へと至って状態です。
(*抗がん剤は分裂が活発な才能に強く影響し、毛母才能が抗がん剤や放射線治療の影響を受けると脱毛が起こります。)
②自然な脱毛
毛髪は常に成長しているわけではなく、毛周期で一定期間を繰り返します。
一日に髪の毛が抜ける本数は、数40~70本と言われています。
一定期間の成長が過ぎると毛根は細胞分裂をやます。この毛周期に沿った脱毛は自然な脱毛になります。
髪の毛がパサパサ痛む原因
毛髪にパサパサ痛むダメージを与える原因
♡ドライヤーやコテなどの熱♡
毛髪は熱に弱くて、乾いた状態では180度でたんぱく質に変性を起こします。
また湿った状態ではもっと低い温度でも変性がおこり、湿度70%で70度から、湿度97%では55度から始まります。毛髪が水分を含んでいるとダメージを受けやすいので、ドライヤーの前にタオルドライをすることが大切です。
♡摩擦♡
毛髪を乾かずに寝ると、摩擦でキューティクルが剥がれてしまいます。また無理なブラッシングなども避けましょう。
♡アルカリ♡
毛髪は、PH4.1~4.7の弱酸性のため、酸には強いが、アルカリに弱くPH12で溶け始めます。アルカリ剤の影響でキューティクルが溶けて、髪の毛が1回で約0.03mm細くなると言われています。
♡紫外線♡
毛髪にとっても紫外線は大敵です。キューティクルを構成するたんぱく質を変性させ、ダメージが進むと毛髪内部が空洞化します。
3つの毛髪タイプの原因とケア方法
①白髪
原因
加齢による白髪の場合は、個人差がありますが、30代で増え始めることが多いです。遺伝により白髪ができやすい体質の場合は、10代でも増えることがあります。
その他にもストレスや薬の副作用、栄養不足などでも増えます。
♡ケア方法♡
メラニン色素を失った状態なので、マッサージで頭皮の血行を促進して、毛根の色素形成細胞を刺激します。
②パサつき・切れ毛
原因
無理なブラッシングとブローでキューティクルが剥がれてしまった場合です。
またパーマやカラーの薬剤で髪内部のたんぱく質が溶けだしても起こります。紫外線や乾燥の影響で水分を失った場合も起こりやすくなります。
♡ケア方法♡
これ以上キューティクルを傷つけることがないように丁寧に扱い、しっっとりタイプのトリートメントで、潤いを与えましょう。
③フケ・かゆみ
原因
頭皮は皮脂の分泌量が多く、皮脂や汚れ(シャンプーなどのすすぎ残しや整髪料)がたまりやすい。そのため、雑菌が繁殖しやすく、フケ、かゆみの元となります。
ストレスにより皮脂の分泌量も増えることがあるでしょう。またターンオーバーが活発な思春期ほど、フケが出やすい傾向にあります。
一方、乾燥によってもかゆみを感じます。
♡ケア方法♡
シャンプー時は、髪とともに頭皮をしっかり揉みだすように洗い、すすぎをしっかり行いましょう。
頭皮が脂っぽい場合には、引き締める効果、雑菌効果のあるヘアトニックなどで地肌をすっきり整える方法も効果的です。
乾燥している場合は、水分・油分を補いましょう。
髪の毛をツヤツヤにケアする3つの方法❤
加齢や紫外線、カラーリングやパーマ、ドライヤーなどによるパサパサな髪の毛になっても諦めてはいけません。
バサバサな髪の毛をツヤツヤにさせる改善方法をご紹介します♡
①正しいシャンプー方法でしっかり汚れを落とす
シャンプーのやり方によって、頭皮の状態は大きく変わり、間違った方法をすると頭皮にとっても刺激を与えて負担になります。
シャンプーのやり方を見直すだけで、悩んでいたトラブルが解消することもあります。
また浴室に入る前に行うブラッシングには、シャンプーの泡立をよくして、頭皮の泡が行き届きやすくなり、その結果汚れをしっかり落とす効果があります。
- 38度前後のぬるま湯でしっかり素洗いする
- シャンプーで泡立たせて、頭皮にきちんと泡が届くようにする
- マッサージしながら頭皮の汚れを落とす
- 洗い残しがないようにしっかり洗い流す
②洗った後はタオルドライしてドライヤーでキューティクルを引き締める
髪の毛を洗った後は、キューティクルが開き、水分を維持できない状態なので髪の毛はとても刺激に弱いです。
この状態で、髪の毛をタオルでゴシゴシと洗ってしまうと摩擦を与え、キューティクルが壊れてしまい、大きなダメージを受けます。
また一度壊れたキューティクルは再生されませんので、注意しなければなりません。
- 大き目のタオルで頭全体を包み込み、指の腹で頭皮をマッサージするよう、優しく拭き取る
- 髪の毛先に残った水分はタオルでパンパンと傷つけないようにする
- ドライヤーは20㎝程度離して、根本から毛先に向かってドライヤーを当てていきます
- ドライヤーの角度は、キューティクルが閉じるようなイメージで、上から下へと斜めに当ててゆきます
- ドライが完了する間際の最後に冷風を当てて、キューティクルを閉じ込めると、髪全体にツヤが出る
③ケラチンがたっぷり配合されたシャンプーやトリートメントを使用する
髪の毛は、ケラチンというたんぱく質で構成されているので、健康な髪を作るために必要不可欠な成分です。
ケラチンは、細くなった髪の毛を太く丈夫にして、髪を生成させます。また、髪に潤いを与えて保湿する効果があるので、髪を乾燥から守ります。
このケラチンが不足すると、髪が細くなったり、抜け毛が増える原因になってしまうのです。
そうならない為にも、ケラチンがたっぷり配合されたシャンプーやトリートメント、また洗い流さないトリートメントで髪に潤いを与えることが大切です♡