生理が来ると、痛みや貧血、吐き気などひどい生理痛に悩みがち。
下腹部の痛みや貧血、吐き気など症状は人によってそれぞれですが、毎回生理が来るたびに薬が手放せない!という方も多くいらっしゃいます。
また体が冷えていると生理痛を悪化させてしまうこともあります。
そんな女性のために、生理中におすすめな食べ物や飲み物をご紹介しますので、生理痛を少しでもやわらげましょう。
体を温めてつらい生理痛を乗り切りましょう。✧♡
目次
生理痛が起こる原因&メカニズム
女性は妊娠するために毎月支給内膜に栄養をためて、あかちゃんを育てるための準備を行います。
しかし、妊娠していない体は子宮という大きな筋肉が収縮して、いらなくなった子宮内膜を血液と一緒に体外へ排出しなければなりません。
この収縮の際に痛みを伴うことがあり、この子宮収縮の痛みが生理痛と言われるものになります。
子宮の内部には「子宮内膜」という赤ちゃんを育てる“ベット”が作られ、妊娠しなかった場合には、はがされて血液と一緒に体の外に出されます。
この“ベットメーキング”とお掃除は、だいたい28日周期で繰り返され、“お掃除”の時が生理で、その際に感じる下腹部や腰などの痛みを「生理痛」と呼びます。
生理痛の原因には、次のようなことが考えられます。
- プロスタグランジンの分泌量が多い
- 子宮の出口がせまい
- 冷えによる血行不良
- 精神的・身体的ストレス
①プロスタグランジンの分泌量が多い
生理中は、子宮を収縮させ、はがれ落ちた子宮内膜を血液とともに「経血」として体の外に押し出す働きをする「プロスダグランジン」が分泌されます。
この分泌量が多いと、子宮の収縮が過剰になって陣痛のような下腹部や腰の痛みの原因にもなります。
さらにこの「プロスダグランジン」の一種には痛みを強めるなどの作用があるので、頭痛や腰痛の原因にもなってしまいます。
②子宮の出口がせまい
若い女性や出産経験のない女性に多い原因です。
子宮の出口がせまいと、経血がスムーズに外へ流れにくいので痛みを感じてしまいます。
出産を経験すると、子宮の出口が広がるので、生理痛が軽くなる場合もあります。
③冷えによる血行不良
体が冷えてしまうと、血液の循環が悪くなり、痛みの元となる「プロスダグランジン」が骨盤で滞ってしまうので、痛みを強くなります。
体温は生理前よりも下がり、「プロスダグランジン」の働きで血管が収縮するので、血行が悪く、体は冷えやすい状態になります。
また生理痛は年齢とともに血行が悪くなる傾向がありますが、年齢に関係なく血行不良を引き起こす要因が冷えなのです。
冷たいものを繁栄に摂るなどの食生活の影響や運動不足による筋力の低下が原因になっていることが多いので注意しましょう。
④精神的・身体的ストレス
ストレスは、ホルモンや自立神経のバランスを崩して、血行を悪くさせ、痛みを強めます。
また体温調節の機能なども低下させるので、冷えが起こりやすくなります。
生理中は、睡眠不足や過度な緊張は避けて、できるだけゆったり過ごすようにしましょう。
生理痛がひどいとき♡運動+冷えない食生活≪食べ物・飲み物≫
運動は日常生活に取り入れやすいものを続けるのがおすすめです。
生理痛予防には下半身の血行を良くするのがいいので、エスカレーターではなく階段を使う、買い物は歩きや自転車で行くなど、下半身の筋力をつくる動作を心掛けましょう。
食生活では、体を温めるショウガや鶏肉を積極的に食べるものはもちろんですが、毛細血管を広げて血行を良くする栄養素、ビタミンEを摂ることも大切です。
抗酸化作用や細胞の老化を防ぐ働きもあります。
またアーモンドなどのナッツ類、植物油、アボカドなどにも多く含まれています。
生理痛を予防する対策
♡適度な運動♡
階段を使ったり、歩いたりする機会を増やす
♡冷えない食材を摂る♡
生姜、鶏肉、みそやしょうゆなどの発酵食品を摂る
♡ビタミンEを摂る♡
アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類、植物油、アボカドを摂る
生理痛がひどいときにおすすめする食べ物・飲み物~まとめ~
いかがでしたでしょうか。
生理痛とおさらばしたいのであれば、ショウガなどの体の温める食材やナッツ類に含まれるビタミンEを摂るようにしましょう。
また下半身の血行を良くするためにも適度な運動も大切です♡